配管の検査にドローン点検は有効か?メリット・デメリットと活用事例

危険な場所、高所や狭くて人が入れない所の点検に悩んでいる方も多いですよね。

ドローンなら危険な場所・人が立ち入れないような場所でも点検・検査を行うことが可能です。

この記事では、配管の点検にドローンが有効である理由、ドローンを使うメリット・デメリット、ドローンの活用事例を解説します。

読み終えれば、点検にドローンが役に立つのが理解でき、安全にしかもコスパ良く検査ができるのが分かりますので、参考にしてください。

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目次

配管の検査にドローンは使えます

結論から言えば、配管の検査にドローンは有効です。

高所や有害物質があるような危険な場所の作業は、ドローンを使えば、従業員が作業する必要性はなくなります。

他にも、図面がないような天井裏の点検や、人が入れないような地下ピットの管理もドローンを使えばできます。

また、熱処理炉のような高所の点検時間を削減できるので、設備の稼働時間を増やせるというのも大きなメリット。

今までは難しかった点検ができるようになるばかりか点検時間を減らせるので、ドローンでの点検は非常におすすめなのです。

配管のドローン検査の依頼は信頼できる業者にしよう

ドローンの有効性はご理解頂けたと思いますが、どんな業者へ依頼すれば良いでしょうか。

ここでは信頼できるのは、どんな企業なのか解説します。

実績がマッチする業者を選ぼう

信頼できるのは実績のある企業です。

企業のサイトを見れば実績が100件や200件など分かります。

実績を見るときに大切な点は同じ作業の経験があるかどうかです。

配管の検査をお願いしたいのに、実績が100件あっても配管の作業をしたことがないと依頼するのに戸惑いますよね。

スキルのある企業を選択しよう

実績として欠かせないのは作業員のスキルです。

スキルを証明するものとして国交省認定かを見せてもらいましょう。

国交省はドローンの登録を義務化し、2022年6月20日より運用が開始されます。

飛ばす場所によっては事前の許可が必要な所がありますし、今年の6月以降は登録しないで飛行させると罰則があります。

具体的に許可が必要な場所とは、150m以上の上空や人口密集地で、それ以外の屋外や屋内での飛行の許可は必要ありません。

引用元: 無人航空機の安全な飛行のためのガイドライン 国交省

飛行ライセンスは国交省が認めたものがあるので、依頼する企業が認定の免許を取得しているか、確認するのもひとつの方法でしょう。

選ぶときは必ず複数の業者から見積もりを取る

点検を依頼する場合は、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。

ドローン点検の相場を知るには、複数の企業から見積もりを取ることです。

付き合いのある業者にお願いするのも良いですが、言い値になるかもしれませんので、適切な費用を知るには相見積もりを取ることが重要です。

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配管検査にドローンを使うメリット・デメリット

ドローンを使うメリットとデメリットを見ていきましょう。

まずはメリットから解説します。

ドローンを使うメリット

配管の検査にドローンを使うメリットは下記の通りです。

  • コストを抑えられる
  • 検査の時間を削減できる
  • 安全性を担保できる
  • 設備の稼働時間を増やせる
  • 売上に貢献できる

上述したように、ドローンを点検に使うと費用や作業時間を抑えられます。

これまで全ての作業を人でしていたものを、ドローンに置き換えると人件費が浮きますし、検査にかかる時間を大幅に削減できます。

作業内容にもよりますが、コストを今までよりも1/3に抑えることや、8時間かかっていたものを2時間に短縮できるようになります。

ドローンを使うのは危険な場所なので、従業員の安全を確保できます。

落下すれば怪我を免れない高所や、有害物質が発生する配管の中のような、危険に晒される場所の点検をスタッフがせずに済みます。

点検の時間が減れば設備を使える時間が増えますし、稼働できる時間が増えればその分売上が増えます。

点検を効率よく行うだけではなく、利益にも貢献できるのがドローンを使うメリットです。

ドローンを使うデメリット

ドローンを使うメリットはたくさんありますが、デメリットもあります。

  • 人が点検する方が信ぴょう性が高い
  • 人的被害が発生する
  • 作業自体が無駄になる

ドローンは効果的ですが、全ての点検に有効ではありません。

たとえば、ドローンは配管の中に亀裂があるのを見つけられますが、亀裂の幅や深さは人が点検した方が正確な診断ができます。

また、ドローンはあくまで機械なので突然の不具合も起こり得ます。

突然落下して人に当たる可能性がありますし、作業途中に不具合が発生して点検映像が全く写っていなかったというような事態もあり得ます。

ドローンを検査に使う時はこうした不具合もあると認識した上で取り入れるのが良いでしょう。

ドローン検査の活用事例

実際にドローンを使った事例や実証実験を紹介します。

プラント設備の埋設配管の事例

石油設備を冷却する、埋設配管の点検を完了させるまでに5日も要していましたが、ドローンを採用したら点検時間を大幅に改善できました。

有毒ガスなどが発生する危険な箇所なので、点検前の清掃は必須で時間がかかり過ぎるのが悩みでしたが、効率良い点検方法を模索していた所にドローンに行き着き、ドローンで検査してみたら2時間で終了。

清掃なしでドローン点検を実施するようになってから、かなりの時間の削減に成功しました。

屋外看板の事例

壁にある社名看板を調査するときは、高所作業車を使っていましたが、高所なのでスタッフの安全が確保できないのが問題でした。

ドローンでできる目視点検と、人が行う補修作業の切り分けができるのもドローンを使う恩恵です。

石油タンクの事例

高所点検を外注していたため、点検に数百万円の費用をかけており、外注費もさる事ながら、台風や地震などの災害時の点検にも課題を感じていました。

ドローンを使った点検に切り替えると、外部委託費が年間100万円も減らせる見込みで、天災時の点検にも目処が立ちました。

自治体の下水道の実験的導入事例

直径80cm以上ある下水道管は人が入って点検していましたが、水位が高い場所や有毒ガスが発生している箇所は調査できないのが悩みでした。

そこでドローンを試験導入してみた所、40mを点検するのに今までは1時間かかっていたが、ドローンは1分で終了。

検査の詳細はその場で映像データを見て確認し、問題のある箇所は再度ドローンを飛ばして点検します。

スタッフの数も今までは4、5人必要でしたが、ドローンの点検ならさらに人数を減らすことが可能です。

経産省による実証実験

ドローンで撮影した画像が、目視点検の代わりとなるかを確かめるために、休止中の重油タンクの中でドローンを飛ばしました。

足場を設置しないと、人では点検できない高所をドローンは目視点検ができるのが魅力です。

ただ、腐食がどれくらい進んでいるか、亀裂の深さはどれくらいかといった、具体的な損傷は人が確認する必要があります。

ドローンを使った点検と人がしなければならない作業を区別すればドローンは有効に使えるのです。

引用元: プラント保安分野における目視検査の代替可能性に関する考察(点検におけるドローン活用について) 経産省

配管のドローン検査にかかる費用相場

ドローンでの配管検査にかかる相場を調査したところ、残念ながら明確な金額を公開している企業はありませんでした。

弊社ではドローンによる点検・検査をしておりますので、関東圏であれば見積りをさせて頂きます。

もし、ドローンでの点検・検査を検討されているなら、ご気軽に弊社までお問い合わせください。

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ドローンによる配管検査は期待できる

まだ損傷している部分の具体的な検査などは、人間にしかできませんが、目視点検ならドローンで代替可能です。

ドローンと人ができる部分を切り分けて検査すると効率的に点検できます。

弊社でも定期点検を承っており、検討頂いてる方向けにお見積りを提出させて頂きます。

定期点検を検討されている方は、ご気軽に弊社までご連絡ください。

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この記事の担当スタッフ

建築・消防ラボのお問い合わせ受付/見積もり作成などを担当。消防工事・消防点検・建物工事・建物点検に関する幅広い見積もり依頼を受け付けております。業歴60年のなかで様々な点検/施工実績がございます。社内にいる各種スペシャリストと連携してサービスを運営しております。

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