消火器の廃棄にかかる費用はどれくらい?交換のサインや方法についても解説
いざ火災が発生した際に、初期消火活動を助ける非常に重要な役割を担っている消火器。
東京消防庁のデータでは、消火器を使った場合の初期消火成功率は77.4%に上ると言われており、どれだけ火災発生時の消火に重要か分かりますよね。
そんな消火器ですが、使用期限が切れていたり、錆びついて腐食している場合には、廃棄しなければなりません。
ただ消火器の廃棄に関して経験がある人は非常に少ないため、どのように廃棄すれば良いのか分からない方も多いでしょう。
この記事では、古くなった消火器を廃棄する方法や、その場合の廃棄費用について詳しく解説していきます。
読み終えれば、あなたも消火器の廃棄方法や費用をすべて理解できるため、ぜひ参考にしてみてください。
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無料 見積もり依頼はこちら消火器を廃棄する方法は5種類!
消火器を廃棄する場合は、全部で5種類の方法があります。
- 特定窓口で処分してもらう
- 指定取引所に処分してもらう
- ゆうパックで改修を依頼する
- ホームセンターで下取りに出す
- 不用品回収業者に依頼する
平成17年からリサイクルすることが義務付けられており、各自治体に「ごみ」として処分することができなくなってしまいました。
処分方法には様々なものがあるため、自分が1番楽だと感じる方法を選んでみてくださいね。
特定窓口で処分してもらう
日本消火器工業会では「防災・防犯事業者」や「販売代理店」に消火器の保管や改修を依頼している窓口のことを特定窓口として指定しています。
特定窓口がどこに設置されているかは、消火器リサイクル推進センターの公式HPから閲覧することが可能です。
処分にはリサイクルシールの代金+消火器の保管代が必要となり、もし回収を依頼する場合は、別途運搬費用がかかってしまいます。
回収依頼ができない場合もあるため、事前確認が必須であるということも覚えておきましょう。
指定取引所に処分してもらう
指定取引所も先ほどと同様に、日本消化器工業会が指定した場所で『消火器メーカー営業所』や『廃棄物処理業者』などが存在します。
特定窓口とは異なり、自分で持ち込む代わりに運搬費がかからないというのも大きなメリットです。
ただリサイクルシールの販売を行っていない指定取引所も存在するため、すぐに処分してもらえるようにシールの購入も考えておきましょう。
ゆうパックで改修を依頼する
調べてみて自分の自宅付近に特定窓口・取引所などがない場合には、ゆうパックを利用して回収を依頼してみるのもおすすめです。
ゆうパックで申し込む場合は、消火器リサイクル推進センターのHP内にある『ゆうパック専用コールセンター』で電話予約することで、申込みを済ませることが可能です。
依頼すると自宅に消火器を発送するためのボックスが届くので、そこに消火器を梱包して発送すれば処分完了。
自分で消火器を持っていく手間がかからないという点で、かなり便利な処分方法であるとは言えるでしょう。
ただ、ゆうパックは、個人の方のみ対象となっていて、法人での利用は不可能なので注意しましょう。
ホームセンターで下取りに出す
新しい消火器をホームセンターで購入すると、古い消火器を無料で下取りしてくれるホームセンターも多いのでおすすめです。
「古い消火器を廃棄する」ということは「新しく消火器を購入する」ということでもあるので、消火器が交換できて一石二鳥ですよね。
どこの町にもホームセンターはあるので、ホームセンターで消火器を下取りに出すのは非常に簡単です。
ただ全てのホームセンターで消火器を下取りに出せる訳ではないので、覚えておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
消火器を廃棄したい場合には、不用品回収業者に引き取ってもらうのも1つの方法です。
不用品回収業者は電話で問い合わせれば、自宅に来てもらうこともできるため、手間をかけたくないという方にもおすすめの方法でしょう。
ただ他の処分方法と比べて、廃棄にかかる費用が割高になってしまうことも少なくないので、注意が必要です。
消火器を廃棄する場合にかかる費用
内容 | 費用 |
住宅用・業務用消火器 小型~大型(1本) | 1,500円〜 |
消火器を廃棄する場合には、リサイクル費用が必要となり、その他の保管費用や運搬費用などもかかってきます。
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無料 見積もり依頼はこちら消火器の処分にはリサイクルシールが必要
消火器を処分する際には、基本的にリサイクルシールを貼り付けなければなりません。
2010年1月以降に販売されているものに関しては、最初からシールがはられているため購入は不要です。
あくまでも2010年1月以前に作られたものに関してのみシールを購入する必要があるということを覚えておきましょう。
消火器が古いと「破裂」の危険がある
古くなった消火器は、処分する際に誤った操作をしてしまうと、破裂して怪我・事故につながってしまう恐れがあります。
特に有効期限を過ぎていて、損傷・変形・腐食などがみられる消火器に関しては、今すぐに破裂してもおかしくありません。
腐食などが進む前に、必ず新しいものに取り替えたり、日頃の点検を欠かさず行うようにしましょう。
消火器は身近なものですが、消火器以外にも消防設備・避難設備などで定期的な点検を行うことできちんと危険に対して備えることができます。
身の回りの安全をきちんと確保するためにも「最近消防器具の点検などしていないな・・」と考えている方は、一度専門の業者に相談してみるのもひとつの方法です。
弊社でも消防設備の更新などに関しては、日々ご相談頂いているので、何かお困りごとがあれば、ぜひご気軽にご連絡ください。
古い消火器は危険なのですぐに処分しよう!
古くなってしまった消火器を処分する場合は、腐食や変形箇所がないかきちんとチェックした上で、記事内で紹介した業者に依頼して処分してもらいましょう。
また消火器は古くなる前に、きちんと日頃から点検を行うことも重要です。
破裂事故などを起こす前に、必ず古い消火器を処分しておくことを心がけましょう。