電気工事に必要な保険の選び方!知っておくべきポイントを解説
「保険に加入したいけど、どのような保険に入ったら良いか分からない。」「どういった場合に保険が適応されるかを知りたい。」
電気工事は、国家資格などが必要になるぐらい危険な工事のため、保険の加入を考えている方も少なくないでしょう。
しかし、どんな保険が必要なのか難しくて分からないと困っている方もいるのではないでしょうか。
今回は、電気工事業の方が知っておくべき保険について紹介します。
この記事を読んだあなたは、電気工事業に欠かせない保険について理解できるでしょう。
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電気工事に携わる際には、「第一種電気工事士」や「第二種電気工事士」など、資格が必要になります。
工事の種類によって資格が必要になるということは、電気工事は危険性が伴う仕事だからではないでしょうか。
事故やトラブルのリスクが高い電気工事で起こるトラブルの事例を紹介します。
・従業員がケガ・死亡してしまった事故
・電気工事中に起こった事故・トラブル
・電気工事後に起こった事故・トラブル
従業員がケガ・死亡してしまった事故
・配線作業中に誤って感電し、従業員が死亡した
・高所でアンテナを設置していた際に、従業員が落下してケガを負った
電気工事では、他の工事業と違い「感電」するリスクが伴っています。
少し配線を誤っただけで大事故に繋がる可能性が高い、危険な職業です。
「感電」以外でも、他の工事業と同様に高所から転落してケガを負う可能性も潜んでいます。
電気工事のプロであっても、事故が起きないとは言い切れないでしょう。
万が一、大切な従業員に何かあった場合に従業員や家族が少しでも安心して暮らせるように会社としてすぐに対応できる体制を整えておく必要があります。
電気工事中に起こった事故・トラブル
・電気工事中に、200Vと100Vの結線を間違えてオフィス内の機械を破損させた
・家の電気工事中に誤って、壁や床を破損させた
電気工事では、工事中に配線を間違えて高い精密機械を壊してしまうことも考えられます。
一般家庭やオフィスの精密機械を壊してしまうと、お客様が困り被害を与えてしまうとともに、修繕費や弁償費に多額の金額がかかります。
そうなった時に、すぐに対応が出来ないとなるとお客様の生活や仕事に支障を加え信用を失いかねません。
万が一、第三者へ損害を与える事故やトラブルが起こった際にすぐに対応する必要があります。
電気工事中に起こった事故・トラブル
・配線ミスが原因で漏電し、火災が起きた
・エアコンを取り付けた後、お客様から漏電と漏水しているとクレームが届いた
電気工事が完了後に、配線ミスなどが発覚するケースも考えられます。
電気は火災など、建物や人を一瞬で失くしてしまう危険性が高いため注意が必要ですが、どれだけ注意していても事故やトラブルをゼロにすることは難しいでしょう。
すぐに誠意のある対応をすることはもちろん、損害賠償金を請求された場合に支払うことができるようにしなければいけません。
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事故やトラブルの事例から電気工事に従事する際に、加入しておいた方が良い保険について紹介します。
電気工事業者が加入すべき保険
・従業員のケガ・死亡に備える保険
・電気工事中のミスにより第三者のモノに備える保険
・電気工事後に発覚したミスにより第三者への損害賠償に備える保険
従業員のケガ・死亡に備える保険
保険名 | 詳細 |
---|---|
使用者賠償責任保険 | 従業員がケガや死亡した際、会社側に責任があり家族などから損害賠償を求められた場合に対応 |
政府労災保険 | 労災認定を受けると政府から給付金が支払われる公的な保険 |
労災上乗せ保険 | 政府労災保険で足りない補償をカバーする保険(原則として政府労災保険への加入が必須) |
電気工事中に従業員がケガや死亡した場合、会社として責任を求められる可能性が高いでしょう。
特に電気工事は、「感電」により死亡するリスクが高い職業です。
従業員が死亡するといった最悪事態が起きれば、賠償金額が1億円を超えることも考えられます。
大切な従業員や家族の安心した生活を守るためにも、従業員に何かあった場合に備える保険に加入することが会社として必要でしょう。
電気工事中のミスにより第三者のモノに備える保険
保険名 | 詳細 |
---|---|
請負業者賠償責任保険 | 工事中に第三者のモノや人に損害を与えた場合に備える保険 |
賠償責任保険は、電気工事業者だけではなく、工事業において推奨される保険です。
請負業者賠償責任保険は、工事中に発生した第三者のモノや人への損害をカバーしてくれます。
「被害者へ支払う治療費や修繕費」・「裁判にかかる弁護士費用」・「発生した事故の拡大防止にかかる費用」など、事故やトラブルが発生した場合にかかる費用をカバーしてくれるため、加入することで万が一の時に安心できるでしょう。
電気工事後に発覚したミスにより第三者への損害賠償に備える保険
保険名 | 詳細 |
---|---|
生産物賠償責任保険(PL保険) | 工事完了後に第三者のモノや人に損害を与えた場合に備える保険 |
工事中の出来事を補償する「請負業者賠償責任保険」に対し、工事後のトラブルをカバーするのが「生産物賠償責任保険(PL保険)」です。
お客様が電気工事を依頼する場合、「請負業者賠償責任保険」や「生産物賠償責任保険(PL保険)」に加入している業者を選ぶ傾向があります。
万が一の時に、きちんと対応する体制を整えている電気工事業者の方がお客様も安心して工事を依頼できるため、保険に加入することをおすすめします。
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電気工事業者が保険に加入するには2パターンの方法があります。
・各都道府県に存在する団体組織に加入し、団体割で加入する
・自分で保険会社を探し、必要な保険に加入する
各都道府県に存在する団体組織に加入し、団体割で加入する
各都道府県の電気工事事業者によって構成されている団体組織に加入することで団体割引が適応され個人で保険に加入するよりも保険料が安くなります。
しかし、加入するには入会費用や加入条件を満たす必要があります。
団体組織に加入することで、保険料が安くなる以外にも研修や業界の繋がりが広がるため、電気工事業をはじめた方にとってはメリットでしょう。
自分で保険会社を探し、必要な保険に加入する
自分で保険会社を探して加入する際は、必要な補償が洩れることなく不要な補償は省けるというメリットがあります。
まずは、ご自身が必要な補償を洗い出し保険会社に相談しましょう。
プランを組み合わせたり、特約を追加することで必要なリスクをカバーできる保険を組めることがメリットでしょう。
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無料 見積もり依頼はこちら個人事業主・一人親方でも補償は必要?
大きい電気工事会社でも、個人事業主であっても、事故やトラブルが起きた場合の賠償金額は同じです。
しかし、賠償金額は同じであっても、売上金額は違うため特に個人事業主や一人親方の方は保険に加入することをおすすめします。
また、保険に加入していないと万が一の時に責任を取ってもらえないと思われ、仕事を依頼されない場合も考えられます。
基本的に法人でも個人事業主でも保険に加入することができるため、個人事業主や一人親方の方ほど保険に加入した方が良いと言えるでしょう。
保険に加入するには2種類の契約方法があるため、ご自身に必要な契約方法を選びましょう。
・個別(スポット)契約
・年間包括契約
個別(スポット)契約
個別(スポット)契約は、工事ごとに契約する方法です。
保険の対象期間は、工事期間に合わせて設定でき、1年間を通して保険に加入する場合よりも保険料が安くなります。
しかし、工事ごとに契約しないといけないため、手続きが面倒で加入し忘れることも考えられるでしょう。
年間包括契約
年間包括契約は、1年を通して一括で契約する方法です。
個別(スポット)契約よりも保険料が高くなりますが、工事ごとに契約する手間が省け加入洩れを防げます。
年間を通して仕事がある場合は、年間包括契約の方が手続きも面倒ではなく安心して電気工事を行えるでしょう。
仕事内容によって、契約方法を使い分ければ不要な保険料を支払わずご自身に合った保険に加入できます。
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無料 見積もり依頼はこちらおすすめの保険会社
電気工事業者の方を含め工事に関する保険は、ほとんどの保険会社で取り扱われています。
おすすめの保険会社とプランを紹介します。
保険会社 | プラン名 | 詳細 |
---|---|---|
損保ジャパン | ビジネスマスター・プラス | 1つの契約で会社が抱えるリスクに合わせて6項目から必要な補償を選択 |
東京海上日動 | 超ビジネス保険 | 1つの保険で必要な補償をまとめて契約できる |
三井住友海上 | ビジネスプロテクター | 基本の損害に対しての補償と、ニーズに合わせてオプションを追加できる |
AIG損保 | 事業総合賠償責任保険STARs | 会社が抱える第三者賠償リスクを一年間まとめて補償できる |
1つの保険で電気工事業者が抱えるリスクに合わせていくつかの項目から必要な補償のみを選択できるプランや、1つの保険で工事業が必要となる補償がまとまっているプランなどがあります。
保険会社により、プランの組み合わせや追加できる特約は多少異なりますが、保険会社とよく相談して加入することをおすすめします。
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無料 見積もり依頼はこちらまとめ
電気工事は、資格が必要となるほど危険な工事のため、万が一の事故やトラブルに備えるため、保険に加入することをおすすめします。
会社の規模や内容により必要な保険は異なりますが、少なくとも第三者のモノや人に損害を与えた場合に補償される保険への加入は必須と言えるでしょう。
また、保険に加入していることで仕事を依頼してくれる方にも、働く従業員にも安心して任せられる会社と認識してもらえます。
万が一の時のリスクを考えると保険に加入する方が良いでしょう。
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