水道工事に必要な保険とは?保険を考えている業者様必須
「水道工事に必要な保険はどんな保険か知りたい。」「どのような場合に保険が適応されるの?」
水道工事で事故やトラブルがあった場合、依頼者の生活に被害を与えるため保険に加入してすぐに賠償責任を取れるようにと考える方も少なくないでしょう。
しかし、いまいち保険が理解できないと困っている方もいるのではないでしょうか。
今回は、水道工事に必要な保険について紹介します。
この記事を読んだあなたは、水道工事保険について理解し、ご自身が加入すべき保険が分かるでしょう。
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水道工事で起こるトラブルには、どういったことが考えられるのでしょうか。
・施工ミスが原因の水漏れが発生して、室内を水浸しにした
・水道管を破損させて、建物内に水が溢れた
水漏れに関するトラブルが多くの割合を占めています。
施工ミスが原因の水漏れが発生して、室内を水浸しにした
お風呂場やトイレ、キッチンの水回りをリフォームした後や、エアコンを設置後に水漏れが発生するトラブルが多く発生しています。
家やお店のどちらであっても、室内が水浸びたしだと生活や営業ができなくお客様に多大な迷惑をかけることになるでしょう。
すぐに施工ミスを修繕しないといけないことはもちろん、その他にも水浸びたしによって壊れたものを弁償しないといけません。
精密機械が壊れた場合、損害金額が大きいことも考えられるでしょう。
水道管を破損させて、建物内に水が溢れた
工事中に誤って水道管を破損させた場合、マンションやビル内が水で溢れると多くの方に迷惑をかけることになります。
被害者が多い場合は、損害金額も数千万円になることも考えられるでしょう。
場合によっては1億円の補償でも不十分ということも考えられます。
どんなことが起きるかは分からないため、万が一のトラブルや事故に備える保険は必要です。
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水道工事で考えられるリスクに備える保険は大きく3種類に分けられます。
1.工事中のモノの損害に備える
2.第三者の人・モノの損害に備える
3.従業員のケガや死亡に備える
工事中のモノの損害に備える
工事中のモノに備える保険はたくさん種類が存在します。
保険の種類 | 工事名 |
---|---|
土木工事保険 | ・土木工事 ・道路舗装工事 ・上下水道工事など |
建設工事保険 | ・建物工事 |
組立保険 | ・内装工事 ・外装工事 ・通信設備などの据付工事など |
土木工事保険
土木工事保険は、道路・水道管など建物以外の工事対象となるモノの損害を補償する保険です。
上下水道工事などが対象になります。
建設工事保険
建設工事保険は、新築工事や増築、改装なども含めた住宅、建物の建築工事をする場合に対象となるモノの損害を補償する保険です。
上水道管の新設や増設、修理などの設備工事も対象に含まれるほか、工事の材料なども補償されます。
組立保険
組立保険は、機械や設備など建物以外のモノの損害を補償する保険です。
給排水も対象となりますが、建物を新築する場合は、建設工事保険に含まれます。
「土木工事保険」・「建設工事保険」・「組立保険」の違いは少し分かりづらいですが、対象になる工事の種類によって分類されています。
第三者の人・モノの損害に備える
第三者の人やモノの損害に備える保険は大きく2種類あります。
・請負業者賠償責任保険
・生産物賠償責任保険(PL保険)
請負業者賠償責任保険
請負業者賠償責任は、工事中に第三者の人やモノに損害を与えた場合に補償する保険です。
水道管を破損し、建物内に水が溢れた場合は工事中に第三者のモノに損害を与えた場合に該当するため、請負業者賠償責任保険に該当します。
水道工事でよく起こるトラブルやミスは請負業者賠償責任保険でカバーできることが多いからか、この保険への加入が義務づけられている工事もあります。
水道工事を行う方は、必ず知っておくべき保険と言えるでしょう。
生産物賠償責任保険(PL保険)
生産物賠償責任は、工事後に第三者の人やモノに損害を与えた場合に補償する保険です。
工事後、施工ミスが原因で水漏れ事故を起こしてしまった場合は生産物賠償責任保険(PL保険)に該当します。
特に、請負業者賠償責任保険と生産物賠償責任保険(PL保険)は、第三者の人やモノに損害を与えた場合に補償されるため加入した方が良いでしょう。
第三者の人やモノへの損害は特に早く解決しなければ、信用を失うことに繋がります。
また、会社の信用だけではなく損害を与えた相手に対しても必要です。
もし、保険に加入していなくて多額の賠償金額を払うことができない場合、相手に支払いができない可能性が十分考えられます。
水道工事を行う側だけではなく、依頼者に安心と信頼を与えるためにも保険は必須といえるでしょう。
従業員のケガや死亡に備える
従業員のケガや死亡に備える保険は大きく3種類あります。
・使用者賠償責任保険
・政府労災保険
・労災上乗せ保険
使用者賠償責任保険
使用者賠償責任は、会社側に責任があるとして従業員やその家族から損害賠償を求められた場合の費用をカバーする保険です。
万が一従業員が死亡した最悪の場合、賠償金額が1億円を超えるケースもあるため、残されたご家族の生活を守るために必要な保険です。
政府労災保険
政府労災保険は、労災認定がされると政府から給付金がもらえるという公的な保険制度です。
公的な補償制度のため、一定の補償を受けることが可能です。
労災上乗せ保険
労災上乗せ保険は、政府労災で足りない補償をカバーする任意保険です。
水道工事の仕事は、正社員ではなくアルバイトの方を雇っている場合も多いでしょう。
正社員以外の雇用も保険の対象となるため、働いている方の生活を守ることができます。
ただし、原則として政府労災保険に加入していないといけないというルールがあるため、注意が必要です。
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水道工事業者が保険に加入するには2パターンの方法があります。
・各都道府県に存在する管工事組合に加入し、団体割で加入する
・自分で必要な保険に加入する
各都道府県に存在する管工事組合に加入し、団体割で加入する
各都道府県の水道工事事業者によって構成されている管工事組合に加入することで、個人で保険に加入するよりも保険料を安く抑えることができます。
しかし、加入するには入会費用や加入条件を満たす必要があるため注意が必要です。
自分で必要な保険に加入する
個人の生命保険などと同様で、自分で必要な補償が備わっている保険に加入する方法です。
団体割引はありませんが、自分の会社に必要なプランに加入し、不要な補償は省いて自分だけのプランを作れるというメリットがあります。
オーダーメイドの保険ではなくても、プランを組み合わせたり、特約を追加することで万が一の時に安心できる補償を持つことができるでしょう。
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無料 見積もり依頼はこちら一人親方や個人事業主は加入できる?
一人親方や個人事業主であっても保険に加入でき、特に補償が必要です。
一人親方の場合、万が一自分がケガをして働けなくなった場合に収入がゼロになる可能性が考えられます。
また、大きい水道工事業者であっても小さい会社であっても、事故やトラブルの被害額は同じでしょう。
賠償金額は同じでも、売上額は一人親方や個人事業主の方が少ない場合が多いため、賠償金を支払えず会社を潰す選択肢しかないということにならないためにも、保険に加入しておくことをおすすめします。
また、保険の契約方法は2種類あるため、ご自身に合った契約方法を選びましょう。
・年間包括契約
・個別(スポット)契約
年間包括契約
年間包括契約は、1年間を通して請け負う工事のすべてを年間契約する方法です。
すべての工事が対象になるため、安心して仕事ができるでしょう。
個別(スポット)契約よりも保険料が高くなりますが、工事ごとに契約する手間が省け加入洩れを防げます。
年間を通してたくさん仕事がある場合は、年間包括契約の方が手続きも簡単で安心して水道工事を行えるでしょう。
個別(スポット)契約
個別(スポット)契約は、工事ごとに契約する方法です。
工事ごとに保険料が決まったり、保険期間を工事の期間だけに合わせて設定できます。
年間包括契約よりも保険料が安くなることが特徴ですが、工事ごとに契約しないといけないため、加入し忘れないように注意が必要でしょう。
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無料 見積もり依頼はこちらおすすめの保険会社一覧
水道工事業者向けの保険商品は、数多くの保険会社で取り扱っています。
その中でもおすすめの保険会社を紹介します。
おすすめの保険会社一覧
・日新火災
・東京海上日動
・損保ジャパン
・AIG損保
・三井住友海上
保険会社によって補償内容や、追加できる特約の内容は少し異なりますし、さまざまなプランを予め組み合わせたパッケージプランが用意されている場合があります。
ご自身の必要な補償を考えた上で、リスクをカバーできるプランを選んで加入することをおすすめします。
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無料 見積もり依頼はこちらまとめ
水道工事では大規模な事故やトラブルが起きた場合、賠償金額が多額になり経営が傾くリスクがあるため、保険に加入しておくことをおすすめします。
保険に加入していない業者には依頼できない場合もあることから、保険に加入することで依頼者に安心して仕事を任せてもらえるでしょう。
まだ保険に加入していない方は、ご自身の必要な補償内容を洗い出し、保険会社に相談してみてはいかがでしょうか。
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