機器収容箱更新工事にかかる費用|相場・設置基準・総合盤との違いも解説

非常ベル・表示灯・発信機などを1つのボックスに収めるために設置されている機器収容箱

機器収容箱も自火報を設置するなら欠かせない存在であるため、当然、劣化してきたら修繕工事を行う必要があります。

ただ機器収容箱の更新工事をそろそろ考えているものの、具体的にいくらかかるのか知りたい方も多いはず。

この記事では、機器収容箱の更新工事にかかる費用について中心に、設置基準や総合盤との違いなど具体的に解説していきます。

読み終えれば、あなたも機器収容箱の更新工事にいくらかかるのか理解できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

機器収容箱(総合盤)とは?

SRT-01M6L-47SIB
引用元:ニッタン株式会社

「機器収容箱」という単語だけ聞いても、おそらく消防設備に詳しくない方の中には、どの設備のことか分からない方が多いのではないでしょうか。

機器収容箱は、上画像のような、学校・公民館・商業施設などでよく見かける、赤色のランプがついている箱のことを指します。

別名「総合盤」と呼ばれており、自動火災報知機の表示灯・発信機・音響設備をひとつの箱に収容している役割があります。

発信機の非常ボタンを誤って押してしまい、非常警報が発動してしまって、先生に怒られてしまう生徒を見かけたことのある方は少なくないのではないでしょうか。

有事の時、すぐに非常警報装置が発動できるように、機器収容箱は設置されているのです。

「機器収容箱」と「総合盤」は同義

機器収容箱は、よく総合盤とも呼ばれており「一体何が違うの?」と迷ってしまう方も多いかもしれません。

しかし実は、2つはほとんど同じ意味で利用されており、違いは全くありません。

どちらの呼び方でも、同じモノを指していることに違いはないので、覚えておきましょう。

機器収容箱(総合盤)の設置基準

機器収容箱(総合盤)自体には、設置基準は設定されていませんが、内蔵されている「発信機」には設置基準が存在します。

設置場所に関しては消防法で定められており、機器収容箱に内蔵されている発信機は、

多数の者の目にふれやすく、かつ、火災に際しすみやかに操作することができる箇所

消防法施行規則(昭和三十六年自治省令第六号)

に設置することが義務付けられています。

施設などで言えば、ホールの入り口・階段付近・廊下など、多くの人が押しやすいような場所である必要があるということ。

また他にも、

  1. 階の発信機から発信機までの歩行距離50m以下となるように設ける。
  2. 発信機の高さは、押し釦が床面から0.8m以上1.5m以下の範囲になるように設ける。

などの基準が設けられており、きちんと遵守しなければならないということを覚えておきましょう。

機器収容箱(総合盤)の更新工事にかかる費用相場

費用
機器収容箱 更新(P型1級 機器収容箱)¥100,000

相場を調べるに当たって、ネット上を調査したところ、他社で更新工事の費用を提示しているところはありませんでした。

そのため、今回は弊社の機器収容箱の更新工事にかかる費用を提示しています。

弊社では、機器収容箱(総合盤)の更新工事にかかる費用は、1セット当たり、およそ10万円~が相場となっています。

収容箱自体が、小売価格で3万円ほどするので、それに工費をプラスした金額で算出することが可能です。

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機器収容箱(総合盤)は自動火災報知設備を導入するに当たって、非常に重要な設備です。

ボックスは屋内にあることがほとんどなので、相当何か外からの刺激がないと、壊れる可能性は低いでしょう。

しかし定期点検を行なったタイミングで、発信機が上手く作動しなかったりすると、機器収容箱(総合盤)ごと更新工事が必要かもしれません。

弊社では機器収容箱(総合盤)の更新工事も承っているので、ぜひご気軽にご相談ください。

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この記事の担当スタッフ

建築・消防ラボのお問い合わせ受付/見積もり作成などを担当。消防工事・消防点検・建物工事・建物点検に関する幅広い見積もり依頼を受け付けております。業歴60年のなかで様々な点検/施工実績がございます。社内にいる各種スペシャリストと連携してサービスを運営しております。

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