中継器(自動火災報知設備)の更新工事にかかる費用相場|その役割や設置基準も

自動火災報知設備において、感知器と受信機をつないでいる「中継器」は、定期的に更新工事を行わねばなりません。

ただ更新が必要だとは分かっていても、そもそも中継器がどんな役割を担っているのか、工事にいくらかかるのか分からない方も多いですよね。

結論から言うと、自動火災報知設備における中継器の更新工事を行う場合、費用は約7万円~かかります。

この記事では、自動火災報知設備における中継機の役割に加えて、更新工事にかかる費用相場についても具体的に解説します。

読み終えれば、あなたも自動火災報知設備の中継器の更新にはいくらかかるのか理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

中継器(自動火災報知設備)とは?

自動火災報知設備における中継器は、端的に言えば、感知器からの信号を受信機に伝えるための機能を持っている設備のこと。

中継器そのものには火災を警戒する機能は一切なく、感知器からの信号を受信機に伝えるためだけの機能を担っている部品です。

あまり見かけたことのある方は多くないかもしれませんが、中継器は上図のような形をしており、有事の時に受信機まで信号を伝えています。

感知器用の中継器だけではなく、発信機用・ガス漏れ用・地区音響用などの用途に応じた中継器があり、共同住宅用などの特殊用途で利用されることもあるのです。

受信から発信までの所要時間 

中継器の受信から発信までの所要時間は、およそ5秒以内に設定されており、迅速に受信機までの警報信号を伝える役割があります。

有事の際に、素早く情報を伝える上で、中継器は大いに活躍している影の功労者なのです。

中継器(自動火災報知設備)の設置基準

自動火災報知設備における中継器の設置基準は、法令で下記の様に定められています。

中継器は,令第37条第5号,規則第23条第9項,第24条の2第1号ニ,第3号及び第6号の規定によるほか,次によること。

⑴ 温度,湿度,衝撃,振動及び腐食性ガスの発生等により機器の機能に影響を与えない場所に設けること。

⑵ 雨水等の影響を受けるおそれのある場所に設けるものは,適当な防護措置を講じること。

⑶ 操作上又は点検実施上支障とならない位置で、かつ、操作等に必要な空間を有する位置に設けること。

⑷ 受信機により監視されない配線を通じて電力を供給される中継器は,次によること。

ア 電源は,専用回路とし,かつ,配線の途中で他の電源を分岐しないこと。

イ 電源の停電がただちに受信機に表示されること。

引用元:広島市

基本的に、なるべく機能に影響を与えない場所で、操作するのに十分な空間がある場所に設置することを求められているとのこと。

きちんと設置基準を守ってもらえるような業者に頼むように心がけましょう。

中継器(自動火災報知設備)の更新工事にかかる費用相場

費用
中継器 更新(火報用4回線)¥75,000

中継器(自動火災報知設備)の更新工事にかかる費用相場を調査したところ、各社中継器の更新工事単体での費用は公開していませんでした。

弊社では中継器更新工事を火報用4回線で、75,000円から承っており、比較的リーズナブルな価格で対応しています。

自社の中継器の更新工事にかかる詳しい費用を知りたいのであれば、ぜひ一度ご気軽に弊社までお問い合わせください。

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まとめ|中継器(自動火災報知設備)更新工事の無料見積もりならトネクションまで!

自動火災報知設備において中継器は、あまり触れられることはありませんが、中継器がなければ、感知器からの情報を受信機に伝えることが出来ないため、非常に重要なパーツのひとつなのです。

定期点検などの際に、自動火災報知設備に不具合が見つかったのであれば、中継器も更新するタイミングかもしれません。

更新工事を行なって、有事の際にきちんと動作するような仕組みを作れるように心がけましょう。

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この記事の担当スタッフ

建築・消防ラボのお問い合わせ受付/見積もり作成などを担当。消防工事・消防点検・建物工事・建物点検に関する幅広い見積もり依頼を受け付けております。業歴60年のなかで様々な点検/施工実績がございます。社内にいる各種スペシャリストと連携してサービスを運営しております。

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