連動制御盤の更新工事にかかる費用相場|機能や火災受信機との違いも
防火・排煙等の設備を制御するために利用されている建築設備「連動制御盤」。
連動制御盤があることによって、火災が起こった際に、防火扉などを自動で作動させてくれるため、防災設備として無くてはならない存在です。
定期点検などで、担当している施設の連動制御盤に不具合が見つかった方は、
- そもそも連動制御盤とは何なのか
- 更新工事を依頼するといくらかかるのか
など不安に感じていることも多いはず。
この記事では、連動制御盤の更新工事にかかる費用を中心に、細かい機能面や火災受信機との違いについても解説します。
読み終えれば、あなたも連動制御盤について完全に理解できるので、ぜひ参考にしてみてください。
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防災設備における連動制御盤とは、火災が起きた時に感知器が火災を感知すると、防災扉(シャッター)・排煙口などを自動で開閉してくれる設備のこと。
連動制御盤は、あくまでも防火排煙を目的として設置されている設備であるため、消火活動を行うわけではありません。
よく消火をするために利用される、消火設備であると勘違いされていますが、あくまでも防火扉などを閉めるための防火設備です。
制御盤があることによって、火災初期の段階で炎が燃え広がるのを素早く防げているのです。
連動制御盤が作動する流れ
連動制御盤は、基本的に以下のような流れで作動します。
- 感知器(煙・熱・炎)が火災を感知し作動する
- 連動制御盤に信号が送られる
- 連動制御盤から防火扉・シャッターのレリーズ等に信号を送る
- レリーズが開放されて防火設備が作動する
連動制御盤があることによって、感知器からの情報をレリーズまで伝えることが出来て、防火設備が作動するということを覚えておきましょう。
連動制御盤と火災受信機の違い
「連動制御盤」と「火災受信機」を同様の設備であるかのように認識してしまう人は多いですが、同じ設備ではありません。
2つの設備における具体的な違いをまとめると、下記のような違いがあることが分かります。
連動制御盤 | 防火扉・シャッター・排煙口などの防火設備を作動させる設備。 |
火災受信機 | 火災発生を全音響と地区表示によって知らせる設備。 |
あくまでも火災報知設備を制御するのが「火災受信機」であり、防火設備を制御するのが「連動制御盤」であるということは覚えておくと良いでしょう。
複合盤火災受信機が存在する
複合盤火災受信機とは、連動制御盤と火災受信機の機能が一体化した設備のことを指します。
先ほど、連動制御盤と火災受信機の違いについて触れましたが、施設によっては2つの機能が合わさった複合盤受信機を設置しています。
わざわざ2種類をそれぞれ別々に設置するよりも、両方の機能が備わっているオールインワンの設備を設置した方がお得ですよね。
当然、複合盤の方が本体価格は高くなりますが、長期的に利用するのであれば、別々に購入・設置するより管理が簡単なので、ぜひ覚えておくと良いでしょう。
連動制御盤の更新工事にかかる費用
費用 | |
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連動制御盤 更新(10回線) | ¥1,000,000 |
連動制御盤の更新工事費用を調査したところ、連動制御盤の単体での工事費用を掲載している業者は見当たりませんでした。
そのため今回は、弊社で更新工事を行う場合にかかる工事費用について紹介しています。
弊社で連動制御盤の更新工事を行う場合は、約100万円〜の価格帯で承っています。
相場的に考えても特段高い更新工事費用ではないので、だいたい100万円〜が相場であると考えておくと良いでしょう。
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火災が起きた時に、防火設備を作動させて、被害を最小限に抑えるためには、連動制御盤が必要不可欠です。
連動制御盤は防火設備の中でも非常に重要な設備であるため、定期点検の時に不具合が見つかってしまったのであれば、すぐに更新工事を行うべき。
弊社でも連動制御盤の更新工事を承っているので、もし「一度見積もりが欲しい!」ということであれば、ぜひ弊社まで、ご気軽にご相談ください。
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