避難口誘導灯の更新工事にかかる費用相場!設置基準もおさらい

火災が起きた際に、建物内にいる人に対して、避難口を見つけやすくする目的で設置されている避難口誘導灯

避難口誘導灯の設置は消防法で明確に定められており、一定規模以上の建物では必ず設置が義務付けられています。

この記事では、避難口誘導灯の更新工事にかかる費用、設置基準などについて具体的に解説していきます。

読み終えれば、あなたも避難口誘導灯が何なのか、工事にいくらかかるのかなど理解できるのでぜひ参考にしてみてください。

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目次

避難口誘導灯とは?

HEPE14JBL-EXL - 表示パネル 避難口誘導灯用片面形右矢印|照明器具検索・ダウンロード | 岩崎電気
引用元:岩崎電気株式会社

避難口誘導灯とは、火災や停電が発生した際に、建物にいる人々が迅速に避難できるように設置された防災照明器具のことです。

学校・宿泊施設・病院など一定規模以上の建物においては、必ず設置が義務付けられているため、見たことのある方が多いのではないでしょうか。

避難口誘導灯には緊急時にも利用できるように、内部には蓄電池(バッテリー)が搭載されており、最低でも20分以上は点灯させる必要があります。

また大型施設・地下街・高層ビルなどの、より収容人数が多い大規模施設では、60分以上点灯し続けられる「長時間型誘導灯」が設置されています。

近年は「LED」化が進んでいる

従来まで避難口誘導灯には、蛍光灯が利用されるのが一般的でした。

ただ避難口誘導灯は、24時間常に点灯しておかねばならず、電気代がかかる上に長期間利用できる誘導灯が求められます。

そこで近年は、長期間利用できて、大幅な節電効果も期待できるLEDライトを利用する手法が一般的なのです。

パナソニック社のデータによれば、LEDの誘導灯と蛍光灯誘導灯を比較すると「約57%」もの節電効果があるというデータも。

長期間耐用できる誘導灯を利用するためにも、LEDの誘導灯を採用することをおすすめします。

避難口誘導灯の設置基準

避難口誘導灯の設置基準は、消防法施行規則第二十八条に定められており、明るさ・有効範囲・場所など詳細に記載されています。

明るさ

明るさの設置基準は、「第二十八条の三」にて定められており、以下の図の表示面の縦寸法及び、明るさを有するものとしなければならないとされています。

表示面の縦寸法表示面の明るさ(カンデラ)
A級0.4m以上50以上
B級0.2m以上 0.4m未満10以上
C級0.1m以上 0.2m未満1.5以上
引用元:消防法施行規則

※「cd」(カンデラ)。1カンデラ=ろうそく1本分の明るさ

有効範囲

避難口誘導灯の有効範囲は、下図のように定められています。

避難方向を示すシンボルがないもの避難方向を示すシンボルがあるもの
A級60m40m
B級30m20m
C級15m
引用元:消防法施行規則

ただ誘導灯の見通しが悪い箇所、または識別できない場合は、誘導灯までの歩行距離が10m以下となることは覚えておきましょう。

設置場所

誘導灯の設置箇所に関しては、消防法で以下4つの箇所が想定されています。

  1. 屋内から地上へ通ずる出口
  2. 直通階段の出入り口
  3. 「1」「2」の避難口に通ずる廊下・通路に通じる出入り口
  4. 「1」「2」の避難口に通ずる廊下・防火戸で直接開くことができるもの*

(*「4.」については、自動火災報知設備の感知器の作動と連動して閉鎖する防火戸に誘導標識が設けられ、かつ、当該誘導標識を識別することができる照度が確保されるように非常用の照明装置が設けられている場合を除く。)

避難口だけではなく、避難口につながる廊下・通路・防火戸にはかならず誘導灯の設置が義務付けられています。

避難口誘導灯の更新工事にかかる費用

費用
避難口誘導灯 更新55,000円〜

避難口誘導灯の更新工事にかかる費用相場について調査したところ、他社で更新工事にかかる費用を公開している業者は見受けられませんでした。

そのため今回は、弊社で避難口誘導灯の更新工事を行なった場合の費用を公開しています。

弊社では、避難口誘導灯の更新を55,000円〜で承っています。

避難口誘導灯の更新を検討されているのであれば、弊社にて無料のお見積りを出させて頂くことも可能ですので、ぜひ一度ご気軽にご相談ください。

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避難口誘導灯の更新工事のご相談はトネクションまで!

火災・停電などが起こった時に、安全かつ迅速に建物内部にいる人を避難させる上で、非常に重要な避難口誘導灯

設置は消防法によって定められているため、違反して使用停止命令などを受けた業者には、罰則が適用されることもあります。

誘導灯の設置基準に当てはまる建物をお持ちの方は、必ず設置するように心がけましょう。

弊社では、消防法に則った避難口誘導灯の更新工事を承っています。

もし避難口誘導灯の更新工事を検討されているのであれば、無料でお見積り相談をさせて頂くことも可能ですので、ぜひご気軽に弊社までご相談ください。

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この記事の担当スタッフ

建築・消防ラボのお問い合わせ受付/見積もり作成などを担当。消防工事・消防点検・建物工事・建物点検に関する幅広い見積もり依頼を受け付けております。業歴60年のなかで様々な点検/施工実績がございます。社内にいる各種スペシャリストと連携してサービスを運営しております。

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