屋外消火栓格納箱の更新工事にかかる費用・相場|設置基準や劣化原因も解説
火災が起きた際に、屋外消火栓を活用するためのホース・ノズルを格納する目的で設置されている屋外消火栓格納箱。
屋外消火栓格納箱は常時屋外に設置されているため風雨にさらされており、屋内消火栓格納箱と比較して劣化が激しいという特徴があります。
格納箱が劣化して穴などが空いてしまうと、中にあるホースにカビが生えて劣化してしまうこともあるため、定期的な更新工事を行わねばなりません。
この記事では、屋外消火栓格納箱の更新工事にかかる費用を中心に、特徴・設置基準について解説します。
読み終えれば、あなたも屋外消火栓格納箱の更新工事にかかる費用等が把握できるので、ぜひ参考にしてみてください。
屋外消火栓格納箱とは?
屋外消火栓格納箱とは、文字通り、屋外消火栓設備を利用するために必要なホース・ノズル・玉型弁などを格納するための箱のこと。
ホースとノズルのみを格納する「ホース格納箱」もありますが、今回この記事で紹介する屋外消火栓格納箱は起動ボタン・赤色の灯火が設置されているタイプのものです。
屋外消火栓は、箱タイプだけではなく、地上式・地下式のものもあり、消火栓とホース・ノズル等が別個で設置されていることも多いものです。
工場・倉庫などは消火栓とホース・ノズルが一体となった、屋外消火栓格納箱を利用することが多く、その他ケースによって使い分けがされています。
設置台のあるタイプ・ないタイプがあり、地面からの劣化を防ぐために台を利用するタイプが好まれています。
屋外消火栓格納箱の設置基準
屋外消火栓格納箱を設置する際の基準は、消防法施行規則によって定められています。
今回は「屋外消火栓」に関する記述がある、第22条において、格納箱に関する記述のみを抜粋して設置基準として紹介します。
1. 屋外消火栓設備の放水用器具を格納する箱(以下この条において「屋外消火栓箱」という。)は、屋外消火栓からの歩行距離が5メートル以内の箇所に設けること。ただし、屋外消火栓に面する建築物の外壁の見やすい箇所に設けるときは、この限りでない。
2. 加圧送水装置の始動を明示する表示灯は、赤色とし、屋外消火栓箱の内部又はその直近の箇所に設けること。
3. 屋外消火栓箱には、その表面に「ホース格納箱」と表示すること。
4. 屋外消火栓には、その直近の見やすい箇所に「消火栓」と表示した標識を設けること。
引用元:消防施行規則
まず冒頭で定義したように、屋外消火栓には、ホース格納箱と屋外消火栓の機能が一体となった格納箱と、ホースのみ格納されている格納箱が存在します。
赤色の表示灯・起動ボタンがついていないタイプには「ホース格納箱」と表記し、ついているタイプには「消火栓」と表示します。
上記の規則では、ホース格納箱を設置する場合は、屋外消火栓から歩行距離5メートル以内の箇所に設置が義務付けられているので注意が必要です。
屋外消火栓格納箱の更新工事にかかる費用
費用 | |
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屋外消火栓格納箱 更新工事 (格納箱・ホース架・ホース・ノズル・玉型弁を含む) | 800,000円~ |
屋外消火栓格納箱の更新工事にかかる費用を調査したところ、他業者で更新工事価格を公開しているのは、下記の1社のみでした。
格納箱+玉型弁のみを主な交換作業として24万円で承っています。
弊社では、屋内消火栓格納箱の更新工事を、格納箱・ホース・ノズル・玉型弁など全て設置する場合に80万円~承っています。
格納箱だけなら安く抑えられますが、中のホース・ノズルまで劣化している場合は、もっと費用が高くなってしまうので、覚えておきましょう。
屋外消火栓格納箱の更新工事ならトネクションまで!
建物の火災における、中期での消火活動を助ける目的で設置されている屋外消火栓は、消火活動を行う上で欠かせません。
また「ホース格納箱」の設置なのか、オールインワンタイプの「屋外消火栓格納箱」の設置なのかでも価格は大きく変動するので注意が必要です。
弊社でも、屋外消火栓格納箱の更新工事を行なっており、消防設備の点検・更新工事に多数実績・経験があります。
「屋外消火栓格納箱の更新工事を検討している!」という方は、ぜひ一度ご気軽にご相談ください。
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