末端試験弁の更新工事にかかる費用相場|試験方法・役割についても解説

スプリンクラー設備の検査に必要な末端試験弁

末端試験弁は、消防設備の点検に使用されるため、電気設備や消防設備に詳しくない方は、末端試験弁が何かわからないですよね。

この記事では、

  • 末端試験弁の仕組み
  • 末端試験弁を使用した試験の方法
  • 更新工事にかかる費用

について詳しく解説します。

読み終えれば、末端試験弁とはどのようなものか理解できるので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

スプリンクラー設備の一部「末端試験弁」の仕組みと役割

末端試験装置 GHYMT-2|ヤマトプロテック株式会社
引用元:末端試験弁

末端試験弁とは、その名の通り、スプリンクラー設備の末端につける試験を行うための弁です。

また、閉鎖型スプリンクラーに設置が必要な設備で、消防点検や日常点検で利用されます。

スプリンクラーには「開放型」と「閉鎖型」があり、一般的な場所で使用されているものが閉鎖型スプリンクラーです。

消防法施行規則第14条5の2によると、末端試験弁を「流水検知装置又は圧力検知装置の作動を試験するための弁」と規定しています。

末端試験弁の仕組み

末端試験弁には、主に以下の3つの設備がついています。

  • 試験用放水口(オリフィス)
  • 仕切弁
  • 圧力計

流水量を確認する試験用放水口。

圧力や流水量を正確に確認するため、試験用放水口は、火災時に実際に使用されるスプリンクラーヘッドと、同じ性能で放水できる必要があります。

末端試験弁に圧力計やオリフィスを設置することで、流水量や圧力を求めることができます。

末端試験弁の配管は、消火水槽などの消防設備につながっており、試験で使う水を正常に排水ができる仕組みになっています。

末端試験弁の役割

末端試験弁の役割は、主に以下の4つです。

  • 閉鎖型スプリンクラーヘッドが正常に機能するか点検する
  • 流水検知装置(アラーム弁)が正常に機能するか点検する
  • 加圧送水装置(スプリンクラーポンプ)が正常に機能するか点検する
  • 試験のための独自の流水経路を作り出す

流水検知装置(アラーム弁)は、火災発生時にスプリンクラー本体からの放水が起こると、警報を鳴らす役割があります。

加圧送水装置(スプリンクラーポンプ)は、配管内で圧力の変化があった際に調整を行い、火災時には加圧によって水を送り出し、スプリンクラーから水が出るように機能します。

どちらも有事の際に重要な役割を果たすため、定期的な消防点検が必要です。

また繰り返しになりますが、本来スプリンクラーが設置してある場所で放水を行うと、建物の内部が水浸しになってしまいます。

スプリンクラー設備の点検を行うために、独自の流水経路を作成することで、効率的な点検を可能にする役割もあります。

末端試験弁の放水試験方法

末端試験弁を利用した試験方法は、以下の方法で行われます。

  1. 起動弁のバルブを閉める
  2. 末端試験弁のバルブを開ける
  3. 加圧送水装置の圧力、起動するまでの時間を調べる
  4. 流水検知装置が起動するか確かめる
  5. 圧力計やオリフィスから配管内の流量を求める

起動弁を開けたままにすると、スプリンクラーが設置されている建物内で放水が始まってしまうため、起動弁のバルブを閉めます。

その後、末端試験弁を少しずつ開けることで独自の流水経路を確保します。

加圧送水装置、流水検知装置の正常な動きが確認できたら、配管内の流水量を調べます。

各メーカーの末端試験弁仕様書を見てもらうとわかりますが、K80の流水定量の末端試験弁は、圧力が0.1~1.0MPaで、流水量が1分間で80Lとの記載があります。

また、閉鎖型スプリンクラーヘッドの技術上の規格を定める省令の第13条によって、具体的な放水量の規定があります。

どのような使用の製品を導入しているかによって変化はありますが、多くの場所で利用されているものは放水圧力0.1~1.0MPa、放水量80L/分の日本消防検定協会合格製品です。

各設備が正常に機能しているかを、独自の流水経路で調査し、異常がある場合は更新工事・修理を行う必要があります。

末端試験弁の設置基準

末端試験弁の設置基準は「消防法施行規則第14条5の2」に規定されています。

末端試験弁の設置位置は以下の通りです。

  • 閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備の配管の末端に取り付ける
  • 流水検知装置や圧力検知装置の設置されている配管の系統ごとに一個ずつ設置する
  • 放水圧力が最も低くなると予想される配管の部分に設ける

つまり閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いる、スプリンクラー配管の放水圧力が最も低くなる部分に取り付けます。

末端試験弁の使用目的は、スプリンクラー設備の点検なので、できるだけ調査が行いやすい場所への設置も必要であり、標識を設置する必要もあります。

試験で利用した水の排水ができる構造も必要ですので、十分に確認をしてください。

末端試験弁の更新工事にかかる費用相場

設備名費用相場
末端試験弁(25A 80L/min バルブ付)10万円

末端試験弁の更新工事にかかる費用相場について調査したところ、末端試験弁の部品そのものを紹介しているメーカーはありましたが、更新工事についての費用を公開している業者は見つかりませんでした。 

そのため、弊社で末端試験弁の更新工事を行なった場合の費用を紹介しています。

弊社では、末端試験弁の更新を約10万円〜で承っています。

部品そのものの費用について、具体的に知りたい方は各メーカーに確認してみてください。

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スプリンクラー設備が正常に機能するかを点検するために必要な末端試験弁

末端試験弁が正常に機能しなければ、スプリンクラーの点検そのものができなくなってしまいます。

事前予防のためにも、異変を感じる前に更新工事を行いましょう。

弊社でも末端試験弁の更新工事を承っており、ご検討頂いてる方向けに、お見積りを提出させて頂くことも可能です。

末端試験弁の更新工事をご検討されている方は、ぜひまずはご気軽に弊社までご連絡ください。

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この記事の担当スタッフ

建築・消防ラボのお問い合わせ受付/見積もり作成などを担当。消防工事・消防点検・建物工事・建物点検に関する幅広い見積もり依頼を受け付けております。業歴60年のなかで様々な点検/施工実績がございます。社内にいる各種スペシャリストと連携してサービスを運営しております。

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