防火ダンパーの更新工事にかかる費用相場|その仕組みや種類・設置基準も
排気ダクトへの炎の侵入を遮断し、ダクト火災を防止するための部品である、防火ダンパー。
排煙設備においては非常に重要なパーツであり、煙が燃え広がらないようにするために必ず必要です。
この記事では、防火ダンパーの更新工事にかかる費用を中心に、仕組み・種類・設置基準などについて具体的に解説します。
読み終えれば、あなたも防火ダンパーとは何か、設置基準なども含めて理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
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排煙設備における防火ダンパーとは、ダクト内への炎の侵入を防ぎ、ダクト火災を防止するもののことを指します。
防火ダンパーには様々な種類があり、ダクト内部の温度上昇によって、ヒューズが溶断して閉鎖するもの・感知器に連動して閉鎖するものなどタイプは様々。
ダクト火災を防いで、煙のみを排煙させる上でも、防火ダンパーは非常に重要な役割を担っている部品なのです。
具体的な構造
防火ダンパーは溶融温度が調整されている、ヒューズが取り付けられており、設定温度を超える空気が通過するとヒューズが溶ける仕組み。
ヒューズが溶解すると、自動的にダンパーが下がり、ダクト内の炎・煙などを遮断することが出来るようになるのです。
一般的な排気ダクトでは72℃くらい、厨房設備など火気を仕様する場所では120℃に設定されることが多いです。
ダクト内は塵やホコリがたまりやすいため、汚れ具合は1年に1回必ずチェックを行い、約5~7年を目安に交換することが推奨されています。
その他に自火報の感知器と連動して風道を遮断するものもあります。
防火ダンパーの設置基準
建築基準法では、換気設備であるダクトなどが防火区画を貫通する場合、防火ダンパーの設置が義務付けられています。
また設置された防火ダンパーは、保守点検などが行いやすいように、天井や壁に45cm以上の点検口・作動状態を確認できる検査口を設ける事が決められています。
防火ダンパーは主に2種類
防火ダンパーは大きく分けて、現在は主に2種類が利用されています。
- バタフライ型
- レバー型
それぞれ型式が大きく異なるので、閉鎖方式が異なるということを理解しておきましょう。
バタフライ型
バタフライ型は、防火ダンパーの中に1枚の羽根が入っているタイプの防火ダンパーのことを指します。
羽根の中央にある温度ヒューズが融解することで、羽根が開き排気管をダンパーが閉鎖することによって炎を防ぐ仕組みです。
レバー型
レバー型は、防火ダンパー付近に設置されているヒューズが熱を感知し、レバーが倒されることで作動する形式のこと。
ダンパー付近に設置されている温度ヒューズが、熱を感知した際に熱部が溶けて、ストッパーが外れて閉鎖状態になります。
防火ダンパーの更新工事にかかる費用相場
費用 | |
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防火ダンパー 更新(300*300*350 FG式 手動復帰) | ¥250,000 |
今回防火ダンパーの更新工事にかかる費用相場を調査したところ、他社で更新工事の見積もり例などを公開している企業は見つかりませんでした。
弊社では、防火ダンパー(手動復帰)の更新工事を25万円〜承っています。
防火ダンパーは設置箇所の都合上、ホコリ・塵などが溜まりやすいため、定期的なメンテナンスを行う必要があります。
バネの力が弱ったり、ヒューズが反応しないと、閉鎖されなくなってしまう可能性もあるので、必ず注意しましょう。
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防火ダンパー防火設備には欠かせないパーツですが、ホコリなどが溜まりやすいため、定期的に更新工事を行わねばなりません。
有事の時に作動しないと、防炎することが出来ず、ダクト内火災が起きてしまうなどの危険も考えられます。
先述したように、弊社でも防火ダンパーの更新工事を承っており、無料お見積りが可能です。
「まずは費用の見積もりが欲しい!」と考えている方は、ぜひ一度、弊社までご気軽にご相談ください。