排煙口の更新工事にかかる費用相場!種類・選定方法なども徹底解説

火災時に発生する煙を屋外に排出して、消防活動を円滑に行う上で非常に重要な排煙設備。

排煙口は排煙設備の中でも、煙の吸入口となる部分であり、設備においては1番最初に煙に触れる部分のことを指します。

ただ排煙口を設置する上では、風量・サイズ感などを選定しなければならず、工事にいくらかかるのかなど懸念亭は多いはず。

この記事では、排煙設備における「排煙口」にフォーカスして、更新工事にかかる費用、種類、選定方法など徹底解説します。

読み終えれば、あなた排煙口にまつわる全てを理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

排煙口とは「排煙設備への吸入口」

排煙口とは、屋内に設置される、火災で発生した煙を排煙設備に送るための吸入口のことを指します。

排煙設備は上図のような構造になっており、煙を外に出すためには排煙口から排煙風道(ダクト)・ダンパーを通って、外気に排出されます。

中でも、排煙口は1番最初の入り口部分を担う器材であり、外気に煙を排出するために非常に重要な役割なのです。

排煙口のサイズは部屋の面積によって若干異なるので、業者と相談して設置するように心がけましょう。

排煙口の種類

排煙口の種類は大きく分けて3つです。

  1. パネル型排煙口
  2. ダンパー型排煙口
  3. シャッター型排煙口

それぞれ建物の種類などによって、排煙口の種類は異なるので、どの排煙口にするかきちんと選定しましょう。

パネル型排煙口

引用元:クリフ株式会社

パネル型排煙口は文字通り、外枠の中に1枚のパネルが入っているタイプのもので、最も一般的に利用されている排煙口です。

特別避難階段の附室や、非常用エレベーターの乗降ロビーの天井などに取付られている製品です。

ダンパー型排煙口

引用元:クリフ株式会社

ダンパー型排煙口は排煙ダクトに取り付けられるモノであり、機密性が良く漏気が少ない構造となっているのが特徴的です。

防火ダンパーの機能を備えているものもあるので、ぜひカタログを入念にチェックしてみてくださいね。

シャッター型排煙口

引用元:クリフ株式会社

シャッター型排煙口は、格子状になっている排煙口であり、パネル型より奥行きがコンパクトであるという特徴があります。

復帰方法(閉鎖)方法には、手動のハンドルによるものやモーターによる自動のものなど様々なモノが存在します。

排煙口の選定方法(風量・サイズ)

排煙口の選定には、床面積から下記の公式を用いてサイズ感を選定します。

・排煙口面積 = 風量[㎥/min] / 60 / 10[10m/s] × 有効開口率[-]

有効開口率は、製品によって大きく異なるので、各社のカタログを見て判断しましょう。

排煙口の更新工事にかかる費用相場

費用
排煙口 更新(300*300 パネル式手動復帰)¥250,000

今回、排煙口の更新工事にかかる費用相場を調査しましたが、各社排煙口の更新工事のみにかかる費用を公開していませんでした。

弊社では排煙口の更新工事を、パネル型の手動復帰の排煙口で25万円〜承っています。

手動復帰でこの価格であるため、自動復帰形式だともう少し高くなることも予想されます。

相場について気になる方は、他社に数社ほど連絡して相見積を取ってみると良いでしょう。

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まとめ|排煙口の更新工事の無料お見積りはトネクションまで!

排煙口は排煙設備の中でも、排煙風道に煙を吸入するために、必要不可欠な設備であると言えます。

種類・サイズなどの選定方法は自分でも計算することが出来るので、ぜひどのサイズの排煙口が必要なのか確認してみてください。

また弊社でも排煙口の更新工事は承っており、無料でお見積りさせて頂いております。

もし「排煙口の更新工事にいくらかかるか知りたい!」と考えているのであれば、ぜひ一度弊社までお問い合わせください。

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この記事の担当スタッフ

建築・消防ラボのお問い合わせ受付/見積もり作成などを担当。消防工事・消防点検・建物工事・建物点検に関する幅広い見積もり依頼を受け付けております。業歴60年のなかで様々な点検/施工実績がございます。社内にいる各種スペシャリストと連携してサービスを運営しております。

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