階段通路誘導灯の更新工事にかかる費用相場|設置基準・点検義務なども解説

火災・停電などが発生した際に、階段の照度を確保し、避難しやすくする目的で利用されている階段通路誘導灯

階段通路誘導灯は一定以上の規模の建物では設置・点検が義務付けられており、バッテリー・電球が切れないように定期的に更新を行う必要があります。

ただ階段通路誘導灯の更新工事を行なったことのない方は、具体的に何のためにあるものなのか、費用がどのくらいかかるのか、など分からないことも多いですよね。

この記事では、階段通路誘導灯とは何かを中心に、更新工事にかかる費用・点検義務などについて具体的に解説します。

読み終えれば、あなたも階段通路誘導灯が一体どんなもので、更新工事にいくらかかるのかを把握できるので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

階段通路誘導灯とは?

階段灯(階段通路誘導灯兼用型含む)| 非常灯(LED非常用照明器具)| Panasonic
引用元:Panasonic

階段通路誘導灯とは、火災・停電などが起こった際に避難経路となる、階段・傾斜路などに設けられる誘導灯のことを指します。

普段はエレベーターを利用する人でも、停電で利用できなくなれば、階段を利用しなければなりませんよね。

非常時に足元が見えないと、転倒し怪我をしてしまう恐れもあり、非常に危険です。

階段通路誘導灯が設置されていれば、非常時でも足元を照らして、今何階にいるのかなどを確認することが可能になります。

避難者の安全を確保する上でも、階段通路誘導灯は非常に重要な役割を果たしているのです。

近年はセンサー・調光機能も充実している

階段通路誘導灯は、原則的に常時点灯している必要がありますが、近年は節電・省エネの目的で、センサー・調光機能を搭載したモデルも多く取り扱っています。

  • 人感センサーによって人がいる時に点灯・いない時に消灯する機能
  • 人がいる時・いない時で明るさの段階を調整できる機能

誘導灯は原則的には常に点灯しているものですが、その分、電気代がかかってしまうのがネックですよね。

常時点灯の場合と比較すると、電気代も大幅に節約できるので、ぜひ調光機能のあるモデルの導入も検討してみてください。

階段通路誘導灯の設置基準

階段通路誘導灯の設置基準に関しては、消防法施行規則にて下記のように設定されています。

階段又は傾斜路に設ける通路誘導灯にあつては、踏面又は表面及び踊場の中心線の照度が一ルクス以上となるように設けること。

引用元:消防法規則

※「ルクス」は国際単位系における照度単位のこと。

基本的には、避難者が足もとなどを確認できる必要な明るさレベルが保たれていることが重要になります。

ルクスの単位目安としては、以下の指標をイメージしておくと分かりやすいはず。

  • 1ルクス=月明かり
  • 10ルクス=ろうそく1本分の炎

蛍光灯・LEDの明かりは間違いなく1ルクス以上はあるため、問題ないですが、劣化してくると照度が低下することもあるので、注意が必要です。

階段通路誘導灯の設置が除外されるケースも

階段通路誘導灯は、対象となる階段・傾斜路に十分な明るさが保たれている場合には、設置を免れるケースもあります。

具体的に考えられるケースは以下の3つです。

設置免除理由
屋外階段街灯など外から入ってくる光によって明るさが十分に確保される外階段は設置する必要がありません。
開放階段開放階段は街灯などから入ってくる光で明るさが調整されていることが多い。 非常時に避難経路にならない場合は設置の必要はない。
住居階段防火対象の中でも、寮・共同住宅など、個人の住居利用に関する階段は設置を除外される。

設置が除外される階段には、設置しないように気をつけてくださいね。

階段通路誘導灯の更新工事にかかる費用

費用
階段通路誘導灯 更新140,000円〜

階段通路誘導灯の更新工事にかかる費用相場について調査したところ、他社で更新工事にかかる費用を公開している業者は見受けられませんでした。

そのため今回は、弊社で階段通路誘導灯の更新工事を行なった場合の費用を公開しています。

弊社では、階段通路誘導灯の更新を140,000円〜で承っています。

もちろん誘導灯の種類によっても価格に幅はありますが、だいたい10万円以上はかかってしまうので把握しておきましょう。

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階段通路誘導灯の更新工事はトネクションまで!

階段は高層ビル・大型商業施設・公共機関などの不特定多数の人が大勢利用する建物には、必ず存在するものです。

階段通路誘導灯は、火災・停電などの緊急時に安全な避難を促すためにもなくてはならないものなので、定期的に点検・更新を行う必要があります。

もし現在、階段通路誘導灯の更新工事を検討しているのであれば、無料でお見積りを出すことも可能なので、ぜひご気軽にお声がけください。

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この記事の担当スタッフ

建築・消防ラボのお問い合わせ受付/見積もり作成などを担当。消防工事・消防点検・建物工事・建物点検に関する幅広い見積もり依頼を受け付けております。業歴60年のなかで様々な点検/施工実績がございます。社内にいる各種スペシャリストと連携してサービスを運営しております。

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