建物漏水・雨漏の原因と調査方法・費用相場について解説
建物に関するトラブルで起こりがちな漏水・雨漏。
マンションなどの賃貸物件をお持ちの方は、住人からのクレームに頭を悩ませている方も少なくないのではないでしょうか。
漏水・雨漏は、原因が究明しにくく、悪質な業者に当たると工事をしても漏水・雨漏が改善されないなどが起こってしまうことも。
この記事では、建物漏水・雨漏調査とは何か、調査方法・費用相場などについて具体的に解説します。
読み終えれば、漏水・雨漏の原因から調査の手法・費用を把握した上で、どこの業者に調査依頼すべきか理解できるので、ぜひ参考にしてみてください。
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建物の漏水・雨漏調査とは、マンション・アパート・ビルなどの物件で、漏水・雨漏などが起きた時に原因を調査することを指します。
賃貸物件で住人が1番ストレスを感じやすいトラブルですが、原因をきちんと究明しないと、なかなか改善されないという厄介もの。
建設・住宅会社に調査を依頼するのが一般的ですが、近年は漏水・雨漏りの専門業者などの業者も存在します。
漏水と雨漏の違い
「漏水」とは主に給排水管から水が漏れている場合に使われることの多い単語です。
一方で、「雨漏」はよく聞く通り、屋根・外壁などから雨水が屋内に入ってきて漏れているケースで使われます。
2つの単語を同じ意味で利用している業者も多いですが、一般的には使い分けをされることが多いので覚えておきましょう。
建物漏水・雨漏が起きてしまう原因
漏水が起こってしまう原因は、主に
- 給排水管の老朽化
- 給排水管の施工不良
が原因となるケースがほとんど。
キッチン・トイレなど見えるところから漏れている場合はわかりやすいですが、建物内部の漏水はなかなか改善しにくいという特徴があります。
一方で雨漏が起こる原因は、
- コンクリートの劣化
- 屋上の塗装の劣化
- 排水溝の劣化
- 外壁の劣化
などで起こるケースが多いです。
マンションの場合、屋上床に防水加工が施されていることがほとんどですが、必ずしも施工がされているわけではありません。
またコンクリート・外壁などが劣化して、ひび割れが起こり、そこから雨水が入り込んでしまうケースも非常に多いです。
建物漏水・雨漏調査の調査方法
建物の漏水・雨漏調査を行う方法は、業者によっても様々です。
今回は主に調査方法として利用される手法を5つほど挙げています。
- 目視調査
- 散水調査
- ガス注入調査
- 赤外線調査
- 蛍光塗料(紫外線照射)調査
目視調査
最も簡単に行われる調査が目視調査です。
目視調査は漏水が発生していそうな部分を目で見て原因を判断する方法で、細部まで見極められる技量が必要になります。
ただ目視はあくまでも、見えている部分からしか判断が出来ないので、原因調査を行う上でのエントリー調査ということにはなるでしょう。
散水調査
散水調査は最も基本的な調査方法で、漏水・雨漏している箇所の上部から、一定時間放水を行い、漏れているかどうかを探ります。
漏れてきたらその箇所から水が漏れていることが分かりますし、漏れていなければ、さらに他の箇所に原因を求めて調査します。
確実性は高いですが、網羅的に調査を行うことはできないので、複数箇所原因があった場合、見落とす危険性も多いのがデメリットでしょう。
ガス注入調査
ガス注入調査は、漏れている箇所から高圧でガスを注入し、外部に漏れているガスをセンサーで感知して探る手法のこと。
大型の機器を使って調査を行うため、十分なスペースが確保されているビル・マンションなどが望ましいとされています。
赤外線調査
主に外壁から雨水が侵入していると考えられる場合に利用されるのが、赤外線照射によって調査を行う調査手法です。
タイルなどの外壁材を利用している場合、経年劣化によって、必ず外壁材が浮いたり、一部が剥がれたりすることがあります。
赤外線を当てると、浮きが見受けられる箇所は、他の外壁部との表面温度に違いが出るので、原因箇所が明らかになるのです。
大きな機材も特に必要なく、単純に撮影するだけで原因箇所が分かるので、手軽に行えるというのが大きなメリットでしょう。
蛍光塗料(紫外線照射)調査
漏水・雨漏調査で最も確実性が高いとされているのが、蛍光塗料(紫外線照射)調査。
蛍光塗料を含んだ液体を、原因となる箇所から流し込み、実際に漏水・雨漏している箇所に紫外線を当てることで、どの部分から水が流れ込んでいるか明らかにします。
散水調査との違いは、蛍光塗料調査の場合、複数原因箇所の特定ができるという点です。
塗料の色を変えて、複数箇所から流し込むことで、色の違いからどの箇所が原因であるかまで把握可能。
確実性・網羅性を兼ね備えた、最適な調査方法であるとされています。
建物漏水・雨漏調査にかかる費用相場
費用相場 | |
---|---|
目視調査 | 0~5万円 |
散水調査 | 5~10万円 |
ガス注入調査 | 5~25万円 |
赤外線調査 | 20万円~35万円 |
蛍光塗料(紫外線照射)調査 | 15~30万円 |
建物の漏水・雨漏調査にかかる費用相場は、調査手法によって大きな違いがありました。
目視調査は見るだけなので、業者によっては見積りを無料で行ってくれる業者も少なくないようです。
ただ上記表見てもらうと分かる通り、物件・建物の規模によっても大きく価格は異なります。
費用相場をきちんと把握するには、実際に見積りを出してもらうのが一番確実。
弊社でも建物漏水・雨漏調査を承っており、お見積りをご提出させて頂くことが可能です。
もし建物の漏水・雨漏で困っているのであれば、ぜひまずは弊社までご相談ください。
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建物の漏水・雨漏調査を実施する際には、下記のような流れで進めていきます。
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ヒアリングの内容を元に、見積もり金額・調査計画を策定させて頂きます。
実際に調査を行う日程を調整します。
調査には1~3営業日程度頂きます。
調査報告書をまとめて送付します。
建物漏水・雨漏調査ならトネクションまでご相談を!
漏水・雨漏りによるトラブルはマンション・アパート・ビルなどの住人・利用者にとって、非常にストレスの元になるもの。
弊社でも、建物の漏水・雨漏調査などの業務を承っています。
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