【完全理解】建物劣化診断の内容や目的・タイミング・費用相場について解説
建物の状態を把握し、修繕すべき箇所などを明らかにする目的で、マンション・ビルなど大規模な建物で行われる建物劣化診断。
大規模な建物であればあるほど、定期的なメンテナンスが必要であり、劣化箇所をきちんと把握しておく必要があります。
ただ建物の管理者の方も、建物劣化診断については知っていても、
- いつやるべきか
- どんな目的でやるのか
- 費用はどれくらいかかるのか
など分からないことが多くて不安ですよね。
この記事では、建物劣化診断とは何か、診断内容・目的・費用相場などを徹底的に解説します。
読み終えれば、あなたも建物劣化診断を行うべきかどうか理解でき、依頼先も分かるのでぜひ参考にしてみてください。
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無料 建物劣化診断のお見積り建物劣化診断とは?
建物劣化診断は、建物の定期検診のようなもので、劣化箇所・具合を調査することによって、健康状態をチェックする目的で行われます。
大規模なビル・マンションでは、面積が大きい分、劣化箇所も多く、定期的に調査しないと気づかないうちに建物の腐食が進んでしまうことも少なくありません。
劣化診断を行うことによって、細かく劣化箇所を把握することが出来るため、事前に問題のある箇所の修繕を行うことも可能。
特に大規模修繕を行う必要があるマンションでは、建物劣化診断をきちんと行っておくことが非常に重要なのです。
建物劣化診断を行う目的は「(大規模)修繕の時期決定」
もちろん前提として、建物劣化診断は、建物の劣化具合を調査し、すぐに修繕すべき箇所があるか調査するのが目的です。
ただマンション・ビルなど、大規模修繕が入る建物の場合、その時期がいつなのかを調査診断する目的でも利用されます。
日頃から定期的に診断しておけば、緊急を要する箇所だけ、その都度修繕し、大規模修繕時の負担をへらす努力をすることも出来ます。
いつ大規模修繕を行うべきなのかを判断し、劣化の具合を細かくチェックするためにも、建物劣化診断は大きな役割を担っているのです。
建物劣化診断を行うべきタイミング
建物劣化診断を行うタイミングは、具体的に法律では定められていません。
しかし大規模な建物の場合、多くのケースで5年に一度のタイミングで行い、大規模修繕への計画を立て直すことが多いようです。
劣化診断を行うことで大規模修繕のタイミングを見計らうという意図もあるので、診断を行うべきタイミングは、計画策定に沿って行われるようです。
ただ中には、今までこのようなスパンで建物劣化診断をしてもらったことはないという方もいるかもしれません。
その場合は単純に、建物にひび割れ(クラック)・チョーキング(壁から白い粉が出る)などの異常に気づいたタイミングで建物劣化診断を行うと良いでしょう。
明らかに異常が感じられる場合は、ぜひまずは建物診断を実施してみてくださいね。
建物劣化診断を依頼すべき業者
建物劣化診断を検討している方の多くは、おそらくどこに依頼したらいいのか分からないですよね。
依頼すべき業者は主に、
- 建設会社
- 修繕工事の施工会社
- 建物の管理会社
- 建築事務所
- 建築診断の専門会社
などの会社で行うことが出来ます。
ただ基本的には建物管理会社か、その専門の診断会社などに依頼した方が、施工会社・建築事務所よりはプロなので確かです。
弊社でも、建物劣化診断を実施しており、建築・消防の点検/診断/調査に関して、非常に数多くの実績があり経験も豊富です。
もし建物劣化診断の依頼先に悩んでいるなら、ぜひ弊社までご気軽にご相談ください。
建物劣化診断の内容事例
今回は、建物劣化診断の主な診断事例を5つ挙げてみました。
- 外壁打診調査(赤外線調査)
- コンクリート中性化試験
- シーリングの劣化状態調査
- 給排水管の調査
- バルコニー調査
細かく分けるともう少し色々な調査がありますが、だいたい主にこの5つを把握しておけば十分でしょう。
外壁打診調査(赤外線調査)
外壁のタイル面を、打診棒で叩いたり、サーモグラフィで撮影して温度差を把握することで、タイルの浮き・ゆがみなどを調査します。
タイルは浮いていると落下して、事故を起こす可能性もあるので、外壁打診調査は、とても重要です。
コンクリート中性化試験
壁に穴を開けて、試薬によってコンクリートの中性化状態を検査します。
中性化はチョーキングの元にもなるので、きちんと定期的に劣化具合を調査しておく必要があるでしょう。
シーリングの劣化状態調査
シーリング(タイルとタイルのつなぎ目)を調査する際には、タイルの付着力検査を行うケースが多いです。
付着強度を調べることによって、シーリングがきちんと機能しているかどうか調査することができます。
給排水管の調査
建物劣化診断で調査するのは、外壁・床などだけではありません。
水の流れが悪い・出が悪い・漏水・悪臭など、マンションの年数経過とともに配管の劣化が進行してしまうことも。
劣化を防ぐためにも、給排水管の調査を行うことで、清潔な状態に保つ必要があります。
バルコニー調査
文字通り、バルコニー部分の劣化具合を調査するために行います。
バルコニー調査を行うケースは多くありませんが、劣化の激しいバルコニーの場合は、調査する必要があります。
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無料 建物劣化診断のお見積り建物劣化診断にかかる費用相場
費用 | |
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30戸以下の小規模マンション | 20万円~40万円 |
50~100戸の中規模マンション | 30万円~80万円 |
200戸以上の大規模マンション | 50万円~100万円 |
建物劣化診断にかかる費用を調査したところ、上記表のような価格が相場であることが分かりました。
マンション規模によって最低20万円、最高で100万円の価格帯となります。
自分が保有している建物が、どのくらいの規模感のものなのか、把握した上で業者に見積りを取ってみてください。
建物劣化診断をご依頼ならトネクションまで!
建物劣化診断は、マンションを健康な状態に保つために必要不可欠な健康診断です。
定期的にきちんとメンテナンスを行わないと、小規模な腐食からマンション全体に影響を与えてしまうことも。
大きなトラブルにならないように、日頃から定期的に建物劣化診断を行っておくことをおすすめします。
弊社でも建物劣化診断を承っており、実績・経験等が非常に豊富なので、安心してお任せくださいませ。
もし建物劣化診断をご検討中であれば、お見積りをさせて頂くことも可能ですので、ぜひ一度弊社までご気軽にご相談ください。
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