外壁塗装おすすめ業者紹介サービス7選！依頼時は3つのポイントに注目
建物の外壁を再塗装することは、その後の建物の外観はもちろん、機能性維持・向上のために大きな役割を持ちます。そのため、外壁塗装業者の選定は慎重に、的確に行う必要があります。
この記事では、外壁塗装業者の選び方とおすすめ業者紹介サービスをご紹介します。ぜひ業者選びの際の参考にしてみてください。
外壁塗装ができる業者の種類
外壁塗装は、以下のような会社に依頼できます。
リフォーム会社
内装・外装ともに好みの色や作りに変えてくれるリフォーム会社は、外壁塗装ももちろん請け負ってくれます。
一定以上の品質が期待できますが、大手リフォーム会社だと実際の施工は下請企業にすべて任せているというケースもあります。
それもあって、料金は高くなりやすいです。
外壁塗装だけでなく、全体のリフォーム・リノベーションをお願いしたいときにおすすめです。
塗装専門業者
塗装を専門にしている会社もあります。
こうした企業では、リフォーム会社のように柱の位置を変更したり壁を増設したりするようなリノベーションは対応できません。
塗装を専門にしているため、クオリティーは高いものが期待できるうえ、自社施工にしている会社が多いため、料金もリフォーム会社に比べると安くなりやすいです。
塗装専門業者は大手企業の下請けとして施工に入っているケースも多く、自分で探して選定・依頼するのは少し大変です。
ハウスメーカー
新しく物件を建てるハウスメーカーも、塗装に対応しています。
こちらもリフォーム会社同様、塗装は下請会社に任せているケースが少なくありません。
また、基本的には修繕などをする企業ではない点にも注意が必要です。
依頼すればやってもらえる可能性は高いですが、そのハウスメーカーで建てた物件でなければ断られることもあります。
質・価格ともに、特につながりがある企業でなければ、わざわざ選ばなくても良いでしょう。
これらの外壁塗装に対応してくれる業者を選ぶには、次のようなポイントをぜひチェックしてみてください。
ポイント1｜資格を持っている
塗装工事は、規模次第によっては、資格・経験が一切なかったとしても、誰でも請け負うことができます。
そのため、高品質な施工を期待するのであれば、職人のスキルを判断できる資格の有無をチェックするのが良いでしょう。
特に注目したいのが、以下の3つの資格です。
塗装工事業許可
塗装工事業許可は、特定の建設工事以外で塗装業を請け負うために必要な許可であり、職人それぞれではなく企業（事業者）が取得するものです。
この許可を得ていない事業者であっても小規模な建築業であれば施工可能ではありますが、一定規模以上の施工には携われません。
そのため、塗装工事業許可を得ていない事業者は、実績・実力ともに不安な要素があると判断できます。
この許可の取得は、「経営管理責任」「誠実性」「専任技術者」「財産要件」「欠格要件」の5点を中心にチェックされています。
それぞれ、経営実績が十分か、社会的な問題を抱えた企業ではないか、問題なく施工できるか、施工中に経営破綻するような状態にないか、などを調べています。
これらのチェックをパスしている企業は、一定以上の技術力と経営力があり、かつ社会的に問題のない会社として公的に判断されていると言えます。
複数都道府県にまたがって事業を行っている会社であれば国土交通大臣の許可が、ひとつの都道府県内でのみ事業を行っている会社であれば都道府県知事の許可が、それぞれ与えられます。
塗装技能士
塗装技能士は、国家資格の一種です。
試験は実技試験と学科試験の2つがあり、どちらも合格すると資格取得となります。
特に、1級塗装技能士は十分な実務経験がないとそもそもの受検資格が得られません。
そのため、1級塗装技能士の資格を持っている人は経験、知識、実力のいずれも十分なものが備わっていると判断できます。
カラーコーディネーター検定試験
カラーコーディネーター検定試験は、色の性質、特性などの色彩に関する知識を有しているかどうかをチェックします。
色の組み合わせなどを検討するうえで、確かな色彩への知識・感覚はとても重要です。
希望した外壁色に対して「こういうネガティブなポイントがあるかもしれない」などのチェックもしてもらえる可能性が高まります。
営業職の方がこうした資格を持っていると、より安心して施工を任せられるでしょう。
ポイント2｜複数社から見積りを取る
見積りは、複数社から取ることが大切です。
建設業や塗装業に携わっていないと、工事の適正な相場価格は分かりません。
そのため、最初に提案してもらった金額が高いのか安いのかの判断は、とても難しいものです。
複数社からまとめて見積りを取得することで、おおよその平均的な工事費用を知ることができます。
もちろん、工事費は安ければ安いほど良いというものではありません。
施工費用が極端に安すぎる企業では、施工自体が雑になったり、工期が実現不可能なほど極端に短く設定されていたりする可能性があるためです。
こうしたケースでは、工事そのものの品質が納得のいかないものだったり、外装はがれが起きるまでの期間が短くなって結局余計にコストがかかってしまったり、というトラブルを起こすかもしれません。
また、施工後に「想定以上に工期がかかってしまったので追加費用をお願いします」といわれてしまうリスクもあります。
相見積りでは、もらった見積りの中から極端に高い金額を提示している事業者を弾くことを基本に考えるのが良いでしょう。
ポイント3｜商談の印象は大切に
意外と重要になるのが、商談時に営業担当者から受けた印象です。
営業マンは実際の現場に立つ人間ではないケースが大半でしょうが、感じの悪い営業マンと契約してしまうと、実際の施工でも納得できない仕上がりになるケースがよくあります。
契約を急かしてくる営業は危険？
「今契約していただくと10％割引いたします！」というように、極端に契約を急いでくる営業提案を受けることもあるでしょう。
割引自体はうれしいですが、こうした提案そのものは必ずしも良いとは言えません。
その理由のひとつとして、「他企業と比べられると不利になる要素がある」と営業が考えているケースが挙げられます。
じっくり考えて数社の中から1社を決めるとなると自社を選んでもらえない可能性が高いと営業が考えているということは、それだけマイナスになる「何か」があるかもしれないということです。
また、営業マンが営業成績を非常に気にしている場合、「契約さえ結べればOKで、あとはほったらかし」になるリスクもあります。
受注した工事のケアよりも新規案件の取得に動いたほうが営業成績はアップしますから、こちらの追加要望や質問などへの返答が雑になる可能性もあるのです。
こうした点から、契約を焦っているような印象を受ける営業マンには注意したほうが良いと言えます。
分かりやすく丁寧な説明をしてくれる企業を選ぶ
逆に、こちらの質問にしっかり答えてくれる企業・営業マンは信用に値します。
営業担当者が分からないことは一度持ち帰って後日再度話し合いを持ってくれるなど、丁寧な対応をしてくれる会社であれば、施工中・施工後のトラブルであっても、真摯に対応してもらえることが期待できると言えるでしょう。
もちろんこれだけを判断基準にしてはいけませんが、受け答えひとつを取っても良い印象を受ける担当者にお願いできるのが理想です。
アフターフォローの充実具合も大切な選定基準
外壁の塗装は、通常の使用であれば戸建住宅の場合は新築から10～15年、マンションやビルの場合は20年ごとに塗り直しが必要となります。
しかし、それまでの間に思いもよらぬトラブルで塗装がはがれてしまったり、色を変えたくなって塗り直したり、ということもあるでしょう。
こうしたときに、継続的にお付き合いができそうな業者かどうかというのもひとつの判断基準です。
建物は、新築物件であれば50年近い耐用年数があります。
「50年後までの長い付き合いになるかもしれない」と思いながら、業者を選定することをおすすめします。
外壁塗装の依頼｜おすすめ業者紹介サービス7選！
外壁塗装業者を自分で選定するのは難しく、また相見積りを取るのも面倒に感じるかもしれません。 そこで便利なのが、外壁塗装の業者を紹介してくれるサービスです。 必要な情報を入力するだけで一括資料請求などができ、非常に便利です。
外壁塗装セレクトナビ
『外壁セレクトナビ』は、全国に対応した外壁塗装の一括見積り比較サイトです。
独自基準で選定されている全国600以上の業者から、完全無料で見積りを取得し比較できます。
一括見積り後、3～5社程度から簡易見積りが届きます。
これらの会社に現地調査をお願いし、より詳細な見積りを作成してもらうステップに移ります。
コストカット額は建物の規模や現況によりますが、平均で45万円の費用軽減につながっているという実績があります。
外壁塗装の窓口
『外壁塗装の窓口』は、塗装業者とユーザーの間に入ってサポートをしてくれるサービスです。
見積り依頼を『外壁塗装の窓口』に出すことで、全国4000社以上の人気優良業者に対して見積り依頼を代行してもらえます。
ユーザーは塗装業者から直接見積り書が届いてやり取りが可能となりますが、アフターフォローなどもこちらのサービスが対応してくれます。
外壁塗装の相場をチェックしたい、工事を実際に受けたあとだが適正価格だったのか知って今後の参考にしたいなどの要望にも応えてもらえます。
外壁塗装プランナー
『外壁塗装プランナー』は、全国の約400社と提携している、塗装業者紹介サービスです。
フリーダイヤルから電話相談だけでなく、必要情報を入力してWebからも見積り請求ができます。
自宅、マンション、工場など、様々な用途・大きさの建物の外壁塗装に対応しています。見積り依頼を出してから最短1日でマッチングが可能です。
また、現地調査時に業者とのミスマッチを感じた場合でも、キャンセル代行までやってもらえるため安心です。
ヌリカエ
『ヌリカエ』は、全国2000社以上に対応している一括見積り取得サービスです。
パソコンやスマホから、ネットで気軽に見積り依頼が出せるのが大きなメリットです。
地域密着型の事業者から大手企業まで、優良企業のみを独自基準で選定しているため、安心して任せられます。
また、実際に施工してもらったユーザーの評価・レビューを公開しているため、自身が施工を依頼するときの参考にもなります。
建築×消防ラボ
『建築×消防ラボ』は、外壁塗装工事はもちろんのこと、消防工事、大規模修繕工事、法令点検など、さまざまな建築・消防工事の業者選定をしてくれるサービスです。
一度にさまざまな部分を点検・修繕したい場合、それぞれの箇所に対して専門の業者を自分で探して見積り・依頼していくのは非常に手間がかかります。
『建築×消防ラボ』に依頼することで、これらに一括で対応できるようになるというメリットがあります。 建物タイプは集合住宅、ビル、工場等から選べます。
EMEAO！
『EMEAO！』（エーミオ）は、フリーダイヤル、もしくはWebからのフォームで見積り相談ができるサイトです。
最初のフォーム入力ではおおまかな希望内容を入力し、その後折り返しの電話で担当者とより詳細な希望について打ち合わせをします。
一般的な一括見積り請求と異なり、こうした詳細な条件からそれぞれのユーザーに合致した業者を、プロの目線から最大8社選んで紹介してもらえるという点です。
優良業者であっても、それぞれの会社で施工内容に得意な分野があるため、よりニーズにマッチした業者選定が期待できます。
複数社への見積り・資料請求に必要な時間が大幅に短縮できるだけでなく、独自基準で審査された1,000社以上の優良業者の中から紹介してもらえるというメリットがあります。
ハピすむ
『ハピすむ』は、無料で一括見積りやプランの比較検討ができる、リフォーム会社紹介サービスです。
入力フォームから希望内容を送信すると、担当者が全国1,000社以上の優良リフォーム会社から最大3社を厳選して紹介してくれます。
外壁塗装業者専門の紹介ではないため、同時にリフォームなどを検討している場合におすすめのサービスです。
まとめて見積りを取れるサービスも活用
外壁塗装は、見た目はもちろんのこと、防水や建材保護などの役割を持つ重要な工事です。
信頼できる事業者に依頼するためには、自分で調べることも重要ですが、こうした工事に精通したプロに紹介してもらうことも大切です。
上でご紹介したような一括比較サービスであれば、優良な塗装業者を紹介してもらえる可能性が高く、また自動的に相見積りも取れている状態になるため、選定しやすいという大きなメリットがあります。
最終的には、希望内容をどこまでかなえてくれる事業者か、見積りの内容は適正か、そして営業マンとの相性は良いかなどを総合的に判断して決めると良いでしょう。
そのためのファーストステップとして、ぜひ一括見積りサービスを活用してみてください。
