非常放送設備用アンプの更新工事にかかる費用相場|その仕組みや主要メーカーについても
非常放送設備における親機でもある「アンプ」。
アンプから各所に電線が送られて、スピーカーや周辺機器に接続されることで、音響・警報で情報を伝えることができます。
この記事では、非常放送設備用アンプとは何か、更新工事にかかる費用なども含めて具体的に解説します。
読み終えれば、あなたも非常放送アンプの更新工事にはいくら費用がかかるのか具体的に理解できるので、ぜひ参考にしてみてください。
非常放送アンプとは?
非常放送アンプとは、非常放送設備を制御するための親機のことを指します。
非常放送設備に関しては、下記の記事で詳しく解説しているため、非常放送設備が分からない方は、ぜひ目を通してみてください。
アンプがあることによって火災などが起きた際に、接続された周辺機器に信号を送ることで、非常警報設備として機能しています。
具体的に非常放送時に接続される周辺機器には、下記のような機器が存在します。
- 自動火災報知設備
- スピーカー
- 地震感知器
- カットリレー
- スプリンクラー
非常事態が起きた際に、アンプのボタンを操作することで、非常放送の機能を作動させられる仕組みとなっています。
最新型は緊急地震速報にも対応している
発売年度が浅い、最新型の非常放送アンプは、緊急地震速報にも対応しているモデルも存在します。
消防法改正による緊急地震速報にも対応しているモデルでは、緊急放送モードを用いて放送を行うことも可能。
現に非常放送設備の中には、建物・施設などに応じて放送モードを変更できるようなものもあり、かなり柔軟性が高い製品も存在しています。
緊急地震速報受信端末を接続しない場合は、もちろん作動できませんが、地震の多い日本だからこそ必要な機能であるとも言えるでしょう。
非常放送アンプの主なメーカー
非常放送アンプの製造・販売を行なっている主なメーカーは3社。
- TOA
- JVCKENWOOD
- Panasonic
TOA
非常放送設備などの拡張放送機器・通信機器に加えて、マイクなどの音響設備、セキュリティ用の監視カメラなどの製造販売を行なっている「TOA」。
商品情報ページを見ても分かる通り、非常放送用のアンプを多数取り扱っており、様々な建物に対応できるように多種類の非常放送アンプを取り扱っています。
JVCKENWOOD
音響映像設備で有名な「Victor」「KENWOOD」などのブランドを保有しているKENWOOD。
JVCではスタンダードな壁掛型以外にも、ラック型を販売しており、比較的にバリエーションがある放送設備ラインナップとなっています。
Panasonic
数多くの電子機器の製造販売を行なっているパナソニックでも、非常放送アンプは販売されています。
30局・最大出力420Wモデルをラインナップしており、最新版では緊急地震放送にもきちんと対応しているのが大きな強みです。
非常放送アンプの更新工事にかかる費用
費用 | |
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非常放送アンプ 更新(10局 60W 壁掛け) | 100万円~ |
今回非常放送アンプの更新工事にかかる費用を調査したところ、更新工事にかかる費用を公開している企業は確認できませんでした。
弊社では、非常放送アンプの更新工事を100万円〜で承っています。
非常放送アンプは建物の規模感によって設置するタイプ・大きさなどが変化するため、規模によってはもっと費用がかかることもあります。
親機であるアンプは、非常放送設備における要の製品でもあるため、お願いする場合は100万円以上の料金がかかることを覚えておきましょう。
非常放送アンプの更新工事に関するご相談はトネクションまで!
非常放送アンプは設備としての規模感も非常に大きいため、更新工事にもそれなりの費用がかかってしまいます。
ただ非常放送アンプは、非常放送設備における親機であるため、点検で問題が見つかったのであれば、すぐに更新工事を行うべきです。
弊社でも非常放送アンプの更新工事を承っています。
「非常放送アンプの更新を検討している!」という建物管理者の方は、ぜひ一度トネクションまでご気軽にお問い合わせください。